2024年夏季賞与は39.5%の企業が増加と回答

 連日真夏日という暑さの中、夏の到来を感じる日々ですが、人事担当者としては夏季賞与関連業務も大詰めといったところではないかと思われます。そこで今回は、帝国データバンクの「2024年夏季賞与の動向アンケート」の結果を見ていくことにしましょう。本調査は2024年6月7日~11日に実施されたもので、有効回答企業数は1,021社となっています。
 
 これによれば、2024年夏季賞与の1人当たり平均支給額の状況は以下のようになっています。
85.0% 賞与はあり
 39.5% 賞与はあり、増加する
 34.2% 賞与はあり、変わらない
 11.3% 賞与はあるが、減少する
10.3% 賞与はなし 
4.8% 分からない

 このように85.0%の企業で賞与が支給され、39.5%の企業では増加すると回答しています。

 但し、「増加する」という回答を企業規模別で見ると、以下のように大きな差があることが分かります。
39.5% 全体
47.2% 大企業
38.2% 中小企業
29.2% (うち小規模企業)

 大企業では業績の回復が進んでいる一方、中小企業ではコストの上昇により業績が厳しいところが多いという現状が反映した結果となっているようです。


参考リンク
帝国データバンク「2024年夏季賞与の動向アンケート(2024/6/13)」
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p240604.html

(大津章敬)