東京都、令和6年「中小企業の賃金・退職金事情」調査結果を公表

 中小企業を対象とした賃金調査ではもっとも信頼性が高いとされる東京都の「中小企業の賃金・退職金事情」ですが、昨年末に令和6年の調査結果が公表されました。この調査は、中小企業における賃金制度や休暇制度を整備・充実することを目的に、毎年、都内中小企業(従業員数10~299人)における賃金等の実態を調査しているものです。今年は隔年調査項目とされている「退職金」の調査結果も出ており、注目の内容となっています。
【調査結果の概要】

  1. 所定時間内賃金は357,690円、所定時間外賃金は36,560円
  2. 過去1年間に定期昇給を実施した企業は78.0%、ベースアップを実施した企業は58.4%
  3. 過去1年間の賞与は840,128円
  4. モデル退職金(定年時)は高校卒974万円、大学卒1,149万円
  5. 再雇用制度における最長雇用年齢を70歳以上としている企業の割合は35.1%

 調査結果の詳細は、以下の関連リンクをご覧ください。


参考リンク
東京都「中小企業の賃金・退職金事情(令和6年版)」
https://www.hataraku.metro.tokyo.lg.jp/sodan/chousa/chincho/index.html
東京都「令和6年「中小企業の賃金・退職金事情」調査結果について」
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2024/12/23/07.html

(大津章敬)