2026年卒の初任給、54.1%の企業で引き上げ予定
新卒採用の厳しさが増す中、初任給の引き上げなどが積極的に行われていますが、今回はその最新の状況について、マイナビの「2026年卒 企業新卒採用予定調査」の中から見ていきたいと思います。
(1)採用予定数
採用予定数を「増やす」と回答した企業は2年連続で低下(29.8%→25.1%→23.2%)し、「前年並み」という回答が増加。これは充足率が低下する中で、まずは前年目標を達成することを優先する企業が増加しているものと予想されます。
23.2%(25.1%) 増やす
58.9%(56.9%) 前年並み
3.2%(2.0%) 減らす
11.2%(11.4%) 未定
3.3%(3.9%) なし
0.2%(0.7%) 中止
(2)初任給引き上げ
初任給については、引き上げる予定の合計が54.1%と前年の47.2%を上回り、過半数となっています。なお、この傾向は初任給の引き上げが遅れていた非上場企業の方が強くなっています。
44.2%(34.5%) 現時点ですでに引き上げており、更に引き上げを行う予定
6.4%(8.2%) これまで行っていなかったが、26年卒入社の社員も対象となる前提で引き上げを行う予定
3.5%(4.5%) これまで行っていなかったが、2025年以内に引き上げを行う予定
27.5%(27.7%) 現時点ですでに引き上げを行っており、今後行う予定はない
0.5%(2.3%) もともと高いので引き上げる予定はない
5.4%(7.3%) 現実的に難しいので引き上げる予定はない
11.0%(13.5%) これまで行っていなかったが、引き上げの必要性を感じている
1.5%(2.0%) 引き上げの必要性を感じていない
(3)学卒初任給の平均額
初任給については、以下のように9,000円ほどの引き上げとなっていますが、上場企業の引き上げ幅は非上場企業よりもかなり大きいため、賃金の格差が拡大していくことが懸念されます。
全体 216,787円→225.786円(+8,999円)
上場企業 226.887円→241,143円(+14,256円)
非上場企業 215,811円→224,604円(+8,793円)
このように初任給の引き上げが続いています。その原資の捻出と共に、賃金カーブの見直しも検討が不可欠な時代となっています。
参考リンク
マイナビ「2026年卒 企業新卒採用予定調査(2025/2/26)」
https://career-research.mynavi.jp/reserch/20250226_92878/
(大津章敬)