厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」の結果を公表
我が国における最大規模の賃金調査である厚生労働省の賃金構造基本統計調査ですが、先日、その令和6年の結果が公表されました。以下のとおり、一般労働者の賃金は前年比3.8%の増加となりました。また男性の伸びが3.5%だったのに対し、女性は4.8%の増加となったことから、男女間賃金格差(男=100)は縮小し、75.8(前年差1.0 ポイント上昇)となりました。これは比較可能な昭和51年以降で格差が最小となっています。
1 一般労働者(短時間労働者以外の常用労働者)の賃金(月額)
男女計 330,400 円(前年比3.8%増)(年齢44.1 歳、勤続年数12.4 年)
男性 363,100 円(同 3.5%増)(年齢44.9 歳、勤続年数13.9 年)
女性 275,300 円(同 4.8%増)(年齢42.7 歳、勤続年数 10.0 年)
2 短時間労働者の賃金(1時間当たり)
男女計 1,476 円(前年比4.5%増)(年齢45.9 歳、勤続年数6.5 年)
男性 1,699 円(同 2.5%増)(年齢43.1 歳、勤続年数5.4 年)
女性 1,387 円(同 5.7%増)(年齢47.0 歳、勤続年数6.9 年)
参考リンク
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2024/index.html
(大津章敬)