今春入社の女性新入社員の27.7%が3年以内の退職意向
転職が当たり前の社会になり、新入社員の意識にも影響を与えているようです。本日はマイナビ転職が実施した「新入社員の意識調査」の中から新入社員の継続勤務意向について見ておくこととしましょう。なお、この調査は新入社員の入社から3か月弱の6月下旬に実施されたもので、対象は2025年卒の新入社員800名となっています。
これによれば、「いまの会社でどのくらい働き続けるか」という質問への回答状況は以下のようになっています。
3年以内 男性14.8%・女性27.7%
4~5年くらい 男性16.8%・女性20.3%
6~10年くらい 男性17.1%・女性9.6%
10年以上 男性12.3%・女性7.0%
定年まで 男性26.5%・女性18.3%
分からない 男性18.0%・女性20.5%
このように女性の27.7%が「3年以内」の退職意向となっています。その理由の上位は「ライフステージに合わせて働き方を変えたいから」が35.0%、「給料が低いから」が30.0%、「色々な会社で経験を積んでいきたいから」が21.7%となっています。
入社3カ月も経過しない時点でこの結果となっていることは女性新入社員の考え方に問題があるのか、それとも就職活動の時点で十分な情報が提供できていないなど企業側の要因が大きいのか。企業としては自社の現状について課題がないか分析する場を持つとよいのかも知れません。
参考リンク
マイナビ転職「新入社員の意識調査 2025/8/29」
https://www.mynavi.jp/news/2025/08/post_50066.html
(大津章敬)

