大企業の2025年夏季賞与は過去最高の946,469円(5.31%)
厚生労働省から、令和7年 民間主要企業夏季一時金妥結状況が公表されました。この調査の対象は、妥結額などを把握できた、資本金10億円以上かつ従業員1,000人以上の労働組合のある企業342社となっていますので、大手企業の結果と理解することが必要です。
これによれば、今夏の一時金の平均妥結額は946,469円で、昨年と比較して47,715円(5.31%)の増となり、過去最高額を記録しました。主な業界の状況は以下の通りとなっています。
建設 1,097,156円(+8.92%)
自動車 1,109,305円(+6.79%)
運輸 627,975円(+2.88%)
卸・小売 663,591円(+14.43%)
サービス 559,681円(▲15.23%)
大企業の収益の増大、労働分配率低下により、賃金、賞与ともに大きく増加しています。中小企業との差が拡大していることが大きな懸念事項となっています。
参考リンク
厚生労働省「令和7年 民間主要企業夏季一時金妥結状況を公表します」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_62643.html
(大津章敬)

