東証プライム上場企業の2025年年末一時金平均は過去最高の874,214円
そろそろ冬季賞与の準備を始めている企業も多いと思いますが、一般財団法人労務行政研究所では、東証プライム上場企業を対象とした2025年 年末一時金(賞与・ボーナス)の妥結水準調査の結果を公表しました。
その結果は以下のようになっています。
- 2025年年末一時金の支給水準は、東証プライム上場企業の全産業ベース(175 社、単純平均)で 874,214円となり、1970年に調査を開始して以来、過去最高額を更新
- 同一企業で見た前年同期の妥結実績(837,034円)と比較すると、金額で37,180円増、対前年同期比で4.4%増と4年連続でプラス(前年は3.4%増)
- 業種別で見ると製造業は902,043円(対前年同期比+4.4%)、非製造業は728,109円(同+4.4%)
大企業は業績好調のため、このような結果になっていますが、中小企業との格差は拡大する一方であり、中小企業からの人材の流出が懸念されます。
参考リンク
一般財団法人 労務行政研究所「東証プライム上場企業の2025年 年末一時金(賞与・ボーナス)の妥結水準調査」
https://www.rosei.or.jp/attach/labo/research/pdf/000089763.pdf
(大津章敬)

