「今の会社の事業に関わるなかで成長していきたい」という新入社員が73.8%

新入社員の仕事観は、社会情勢の影響を色濃く受けるものですが、今春入社の新入社員の意識はどのようなものなのでしょうか?本日は日本能率協会マネジメントセンターが実施した「イマドキ新入社員の仕事に対する意識調査2025」の内容を見てみることにしましょう。なお、本調査の対象は2024年から2025年に入社した新入社員1,085名となっています。

まずは主要な項目の結果を見ていきましょう。

  1. 「現在の会社でずっと働きたいと思う」という回答が70.9%(2020年49.0%)
  2. 「今の会社の事業に関わるなかで成長していきたい」という回答が73.8%(2020年57.4%)
  3. 評価について「何時間働いたか、何年勤続してきたかを考慮して評価される」を好むという回答が49.1%(2020年36.0%)
  4. キャリアは自ら切り開く必要があると認識しているという回答が65.3%(2022年入社89.2%)

近年は自らの市場価値を意識して、能力開発を行い、転職にも積極的という若手が多くなっているという認識が強まっていると思いますが、今回はその真逆の結果となっています。この結果をどのように解釈し、如何に新入社員の育成に繋げるか。難しい時代となってきました。


参考リンク
日本能率協会マネジメントセンター「イマドキ新入社員の仕事に対する意識調査2025(2025/12/5」
https://www.jmam.co.jp/topics/1293565_1893.html

(大津章敬)