AI・ロボット等の導入により進行するアルバイトの新規採用抑制
AIによりなくなる仕事というテーマは以前からよく語られますが、アメリカのIT業界では生成AIの普及に伴い、プログラマーやソフトウェアエンジニアのレイオフが増加しているというニュースを現実のものとなっていプログラマーが現実のものとなっています。
その流れが日本でも見られるようになってきたという調査結果がマイナビから公表されました。本日はマイナビの「AI・テクノロジー導入におけるアルバイト採用状況調査(2026年版)」の結果を見ていきたいと思います。なお、この調査の対象は、直近1年以内にアルバイト採用業務に携わった20~69歳の会社員です。
これによれば、AIやロボットなどのテクノロジー導入率は50.9%となっており、業種別では「販売・接客(コンビニ・スーパー)」が82.5%で最多、次いで「販売・接客(パチンコ・カラオケ・ネットカフェ)」が77.8%、「製造ライン・加工(メーカー)」が65.6%となっています。具体的には、製造ライン・加工(メーカー)では「ロボットや自動化機器(物品の運搬・移動)(54.2%)」「在庫や物流管理システム(管理業務)(52.1%)」、事務・データ入力・受付・コールセンター、販売・接客(パチンコ・カラオケ・ネットカフェ)では「AIチャットボット(問い合わせ対応)」の導入が目立っています。
こうしたテクノロジーを直近1年間に導入によってアルバイト新規採用数への影響は以下のような状況となっており、新規採用を抑制した企業は45.2%となっています。
20.7% 2025年に発生しており、来年も発生すると思う
24.4% 2025年に発生したが、来年は発生しないと思う
24.2% 2025年に発生はしていないが、来年には発生すると思う
30.7% 2025年に発生はしておらず、来年にも発生ないと思う
労働力人口の減少という構造的課題の中で、アルバイトの確保が困難になる中、テクノロジーを活用する企業はその採用数を減らしています。最終的には、テクノロジーの導入で少人数で業務を遂行できる企業と、導入が遅れ、人材難に常に悩まされる企業の二極化が進むことが予想されます。
参考リンク
マイナビ「AI・テクノロジー導入におけるアルバイト採用状況調査(2026年版)2026/1/13」
https://career-research.mynavi.jp/reserch/20260113_105872/
(大津章敬)

