20代求職者の85.1%が「参加したい」と回答したカジュアル面談

人材採用手法も時代により変化していますが、キャリア採用においては、採用選考や評価を目的とせず気軽に話すことで相互理解を深める「カジュアル面談」への注目が高まっています。そこで今回は学情の調査結果から、その最新の状況についえ見ていきたいと思います。なお、この調査の対象は、企業・団体の人事担当者および20代の転職希望者で、有効回答数は295件(企業調査)、154件(求職者調査)となっています。
(1)カジュアル面談の実施状況と参加意欲
■企業回答:カジュアル面談の実施状況
現在実施している: 52.7%
現在は実施していないが、これから実施予定: 6.2%
実施しておらず、現在検討中: 16.4%
現在は実施していないが、過去実施していた: 3.6%
実施しておらず、実施予定もない: 21.1%
■求職者回答:カジュアル面談への参加意欲
参加したい: 44.8%
どちらかというと参加したい: 40.3%
どちらでもない: 11.7%
どちらかというと参加したくない: 1.3%
参加したくない: 1.9%

企業側において、カジュアル面談を「現在実施している」と回答した企業は52.7%と過半数を占めました。「これから実施予定」「現在検討中」を合わせると、全体の75.3%が実施に前向きな姿勢を示しています。一方、求職者側(20代)においても、カジュアル面談の機会があれば「参加したい」「どちらかというと参加したい」と答えた割合が計85.1%に上り、大多数の若手求職者がカジュアル面談を強く希望していることが分かります。

(2)面談時における意識と好印象の共通点
企業が意識していることと、求職者が好印象を抱くポイントのトップ2は順位こそ異なるものの共通しており、「堅苦しくないリラックスした雰囲気で、本音ベースの対話を行いたい」というニーズが合致していることが伺えます。
■企業の意識:

  1. なるべく緊張を和らげる 77.4%
  2. 面接のような雰囲気にならないようにする 67.7%
  3. 求職者の良いところだけでなく、課題もありのまま伝える 57.6%

■求職者の好印象ポイント:

  1. 面接のような雰囲気にならないようにする 61.8%
  2. なるべく緊張を和らげる 53.4%
  3. 企業の良いところだけでなく、課題もありのまま伝える 50.4%

今回の調査からは、キャリア採用におけるカジュアル面談の有効性がよく分かります。実施をしていない企業においては、今後の実施の検討が求められるでしょう。


参考リンク
学情「企業・転職希望者調査(2026/6/1)」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001534.000013485.html

(大津章敬)