地方出身学生の56.6%が地元(Uターン含む)就職を希望

東京への一極集中が進む中、地方の企業では大卒新卒の採用に苦戦しているところが多く見られます。特に新幹線沿線など東京へのアクセスがよい地方では、ストロー現象で、企業数が多く、賃金も高い首都圏に人材が流出してしまっている印象を受けます。そこで本日は実際の学生の考えを理解するため、マイナビの「2028年卒 大学生キャリア意向調査9月<インターンシップ・キャリア形成活動>」より、地元就職への意識について見てみたいと思います。

学生(2028年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生。回答者属性として、帰省先または地元が関東で実家に住んでいる学生を除外して集計)に、地元就職(Uターン含む)についての考えを聞いたところ、以下のような結果となりました。
希望している 27.5%
どちらかというと希望している 29.1%
どちらかというと希望していない 19.2%
希望していない 24.2%

このように「希望している」の合計は56.6%となり、現時点では過半数の学生が地元就職を視野に入れていることが分かりました。そして、6月時点で帰省先や地元で開催されるインターンシップ等のキャリア形成プログラムについて「参加したい(「積極的に参加したい(42.2%)」+「できれば参加したい(37.0%)」の合計)」と回答した割合は79.2%と、約8割が参加意向を示しました。このように多くの学生は地元就職を希望し、実際に活動をしようとする傾向が強いことが分かりました。一方、実際に夏季休暇期間中に地元で開催されたプログラムへ参加した学生は57.5%にとどまっていますのでその参加率を上げる仕組みも重要になりそうですが、Uターンも含めた地元出身者に対する情報提供には大きな価値があると言えるのではないでしょうか。


参考リンク
マイナビ「2028年卒 大学生キャリア意向調査9月<インターンシップ・キャリア形成活動>」
https://career-research.mynavi.jp/reserch/20261015_116099/

(大津章敬)