大卒の3年以内離職率は31.2%、企業規模で大きな差が発生

昔から、新卒で就職した人が入社3年以内に辞めてしまう割合を示す「七五三」という言葉があります。これは、中卒の7割、高卒の5割、大卒の3割が入社3年以内に退職するという目安で言われてきたものですが、その最新のデータが厚生労働省から公表されました。

令和5年3月卒業の新規学卒就職者の就職後3年以内離職率は以下のとおりです。
【 中学 】54.5% (+0.4P)
【 高校 】36.9% (▲1.0P)
【 短大等 】43.1% (▲1.4P)
【 大学 】 31.2% (▲2.6P)
※ ( )内は前年差増減

大卒は概ね3割が離職していますが、中学卒の離職率が7割、そして高校卒の離職率が5割だったのは平成15年頃までで、実際の離職率はかなり改善しています。

ただ、事業所規模別で見ると離職率にかなりの差があるのは実態で、例えば大卒の場合、1,000人以上企業の事業所の場合、3年以内離職率は24.2%であるのに対し、5~29人では50.6%、5人未満では58.2%と過半数を超えています。小規模企業では、組織的なサポートや身近な先輩の存在などという点で限界があり、定着にも課題があるということが分かります。


参考リンク
厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000137940.html
厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和5年3月卒業者)を公表します」
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177553_00011.html

(大津章敬)