企業年金の2004年度運用利回りは5.0%と2年連続でプラスに

 格付投資情報センター(R&I)は定期的に企業年金の運用状況のレポートを発表しているが、2004年度(2004年4月~2005年3月)の運用利回りは5.0%となったそうだ。過去最高の16.2%という利回りを記録した昨年に続き、2年連続でプラスを確保。外国株式や外国債券がともに2ケタの利回りとなり、好運用という結果になった。

 

 企業年金の運用低迷による積立不足問題は、近い将来大きな社会問題になる危険性が高まっているだけに、今回のレポートは少しだけではあるが良い報告となった。

 

(大津章敬)