平成16年度の完全失業率、有効求人倍率に見る雇用環境の回復

 先日、総務省統計局から平成16年度の労働力調査(完全失業率)が、厚生労働省から一般職業紹介状況(有効求人倍率)の統計が発表された。これを見ると、いずれも雇用環境の回復が鮮明になってきている。
■完全失業率は4.6%と,前年度に比べ0.5ポイントの低下。2年連続の低下。男女別にみると,男性は4.8%,女性は4.3%。前年度に比べ,男女とも0.5ポイントの低下となっている。しかし、年齢階級別にみると,15~24歳は9.2%となっており,特に男性は10.7%と高水準。若年層の雇用問題は依然、問題が多くなっている。
■平成16年度平均の有効求人倍率は、0.86倍となり、前年度の0.69倍を0.17ポイント上回った。平成16年度平均の有効求人は前年度に比べ15.5%増となり、有効求職者は8.3%減となった。


 またいずれも3月の統計が発表されているので、あわせて紹介しよう。
■3月の完全失業率は4.5%と前月に比べ0.2ポイントの低下となった。また男女別では、男性が4.7%(0.3ポイント低下)、女性が4.2%(前月同率)となっている。
■3月の有効求人倍率は0.91倍となり、前月と同水準となった。また有効求人は前月に比べ0.8%増、有効求職者は1.1%増、新規求人も前年同月と比較すると7.7%増となった。


(大津章敬)