中小企業の賃上げ平均は3,962円~連合第4回集計

連合20050429 昨日、連合より2005春季生活闘争第4回改定集計のデータが発表された。まず全組合対象の回答・妥結集計によれば、4月26日現在の賃金引上げ額平均は5,123円(引上げ率1.71%)となっている。前回13日の第3回集計では5,204円であったので、マイナス81円という結果になった。一方、中小企業の集計では従業員数99人以下の企業では3,570円(1.47%)、100人以上299人以下の企業では4,106円(1.63%)、全体では3,962円(1.59%)となっている。こちらも先日13日時点の第3回集計では4,108円であったので、マイナス146円という結果になった。


 また同時に発表された夏季一時金の集計では、組合員1人当たりの加重平均で2.40ヶ月(昨年実績2.21ヶ月)、単純平均で2.04ヶ月(昨年実績1.92ヶ月)となった。額では加重平均で718,969円(昨年実績643,338円)、単純平均で523,898円(昨年実績488,852円)とプラスの結果が出ている。大企業を中心に業績の回復傾向が反映された結果になっているのだろう。


(大津章敬)