企業年金 運用好調により5年ぶりの配当実施へ

 今朝の日本経済新聞金融面に「第一生命など生保大手3社 企業年金5年ぶり配当」という記事が掲載された。第一生命保険、明治安田生命保険、住友生命保険の3社は2005年3月期決算で、一般勘定の企業年金について、5年ぶりに配当支払いを実施する方向であることが分かった。


 第一生命は0.3%、明治安田生命は0.2%後半、住友生命は0.1%程度の配当を行う方向で調整中とのこと。2004年3月期に配当を再開した日本生命、大同生命、富国生命は今年も配当を継続する。一方で、三井生命は配当を見送る方向。積立不足解消には程遠いが、これにより少しでも企業年金の資産状況の改善に繋がることが期待される。


(大津章敬)