401(k)運営管理会社の淘汰が始まる~業界6位のINGプリンシパルが撤退

 今朝の日経金融面に「日本での401k事業 ING、日生に譲渡」という記事が掲載されていました。そこでアイエヌジー・プリンシパル・ペンションズのwebsiteを見たところ、「弊社会社解散についてのご報告」というお知らせがあり、先日の株主総会において会社解散の方針を決議し、今後、受託している運営管理業務は他の運営管理機関(日経報道によれば日本生命)に引き継ぐことを予定いたしているという内容が公開されていました。


 先日、損保ジャパンさんにもらった2004年11月末時点の企業型DCの受託実績資料を見ると、運営管理機関としての登録数は691社で、企業型DCの受託実績があるのはたった75社しかないそう。ちなみにその受託件数のトップ10は以下のようになっています。
 1位 日本生命           134
 2位 DCJ(三菱G)          96
 3位 損保ジャパンDC証券  88
 4位 JPEC(三井住友G)     87
 5位 NSAS               65
 6位 INGプリンシパル       61
 7位 住友信託           55
 8位 明治安田生命       52
 9位 みずほCPB          43
 10位 りそな信託          42


 以前、あるお客様でDC導入の検討を行った際、運営管理機関の選択はそのサービス内容以前に事業の継続性を重視しましたが、業界6位のINGプリンシパルでさえも撤退という状況は個人的には予想を超えたものでした。多くの金融機関が十分な戦略がないままに運営管理機関としての登録を行いましたが、当初の思惑とは異なり、DCの導入は伸び悩んでいます。今後は運営管理機関の淘汰が急速に進むことが予想されるでしょう。


(大津章敬)