国家公務員の退職金も貢献度反映型に

 今朝の読売新聞に「国家公務員の退職金、貢献度に応じて加算…来年度導入」という記事が掲載されていました。現在、公務員制度改革全体として年功重視から能力・実績主義への移行が進められていますが、退職金制度もこの流れにあわせ、在職中の貢献度を反映させる方式に変更するそうです。(導入は来年度を予定)


 国家公務員の退職金算定方式は、いわゆる最終給与比例方式。退職時の月額基本給に勤続年数と退職事由係数が乗じられる仕組みになっています。今回検討されているのはこれに退職前5年間の役職を反映させるというもの。ポイント制のように最後の5年間の役職加算を行う仕組みを導入する方向にあるそうです。


 一般企業の退職金制度改革では、このように在職中の貢献度を仕組みとして退職金に反映させる制度が主流になっていますが、今後更にこの流れが強まりそうです。


(大津章敬)