中小企業の賃上げ平均は3,842円~連合第5回集計

2005春季生活闘争第5回改定集計 昨日、連合より2005春季生活闘争第5回改定集計のデータが発表されました。まず全組合対象の回答・妥結集計によれば、6月3日現在の賃金引上げ額平均は5,028円(引上げ率1.69%)となっています。前回4月26日の第4回集計では5,123円でしたので、マイナス95円という結果になりました。一方、中小企業の集計では従業員数99人以下の企業では3,502円(1.45%)、100人以上299人以下の企業では3,977円(1.60%)、全体では3,842円(1.56%)となっています。こちらも4月26日時点の第4回集計では3,962円でしたので、マイナス120円という結果になりました。

 

 同時に発表された夏季一時金の集計では、組合員1人当たりの加重平均で2.51ヶ月(昨年実績2.20ヶ月)、単純平均で2.00ヶ月(昨年実績1.90ヶ月)となりました。額では加重平均で735,301円(昨年実績662,618円)、単純平均で524,812円(昨年実績488,207円)とプラスの結果が出ています。やはり大企業を中心に業績の回復傾向が反映され、また業績賞与制度へのシフトが明確に現れた結果になっていると考えられます。

 

(大津章敬)