トヨタ自動車が2006年4月からの再雇用制度導入を発表

 29日、トヨタ自動車が来年4月より、すべての定年退職者を対象に最高65歳までの再雇用制度導入を発表しました。昨日の新聞各紙にはその記事が大きく取り上げられていましたが、その内容をまとめると以下の様な感じになっています。
□対象者の範囲を広げ、すべての定年退職者とする。
□定年延長ではなく、継続雇用制度を導入し、1年ごとに契約を締結する。
□制度導入当初は63歳までの雇用とし、最終的には2013年に65歳まで延長する。
□定員は設けない。
□継続雇用の選考基準は55歳以降の健康や能力、勤務態度などを数値化し、上司が基準を満たしているかどうか判断する。
□年収は定年前の半分程度となる。


 このようにトヨタ自動車が実際に制度化を行ったことで、今後、多くの企業でも具体的な制度導入の検討が進められることでしょう。このテーマは非常に実務的な影響が大きいため、今後も当blogで重点的にフォローしていくこととします。


(大津章敬)