悪化を続ける国民年金の収支

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 8月11日の当blogでは社会保険庁の報道発表内容「厚生年金・国民年金の平成16年度収支決算の概要」の中から厚生年金についてご紹介しました。本日はこれに続き、国民年金について考えてみます。

 

 国民年金保険料の未納付率については、その高さが新聞紙上で取り上げられ、高所得者に対する強制徴収が行われるなど、その対策が取られていますが、給付も含めた国民年金の収支はどのようになっているのでしょうか。

 

 この発表内容でもっとも注目すべき点は収支結果(左グラフ参照)でしょう。平成14年度より黒字から赤字に転じ、平成16年度も赤字になっています。しかも、その赤字幅は年々拡大しており、国民年金の収支が急激に悪化しています。平成17年4月からは国民年金保険料の引き上げが行われ、平成29年まで毎年、引き上げが続けられる予定となっています。この保険料の引き上げに伴う未納率への影響および収支結果ついては今後も注目をしていく必要があります。

 

(宮武貴美)