社会保険庁 10月末より「ねんきんダイヤル」を開始

 先日、社会保険庁websiteの「長官へのメール、手紙に寄せられたご意見・アイディアについて」というページが更新されました。長官へのメールについては約半数が批判的な内容となっているとのことですが、こうした動きを受けてか、社会保険庁では「社会保険庁は変わります」宣言を発表し、事業や業務の抜本的な見直しを進めています。この見直しの一つとして、平成17年10月31日より「ねんきんダイヤル」が始まることとなりました。


 今回の意見の中にも「電話が繋がりにくい。早期に改善してほしい。」というものがありましたが、この「ねんきんダイヤル」は、全国の年金電話相談センター等のうち、回線の空いているところに繋ぎ、その待ち時間を削減するという取り組み。これまでも社会保険事務所の年金相談窓口や年金電話相談では長い待ち時間に批判が集まっており、各社会保険事務所で年金の相談時間について随時延長を行ったり、曜日・時間帯ごとの待ち時間をホーページに掲載する等の対策を進めてきていましたが、この「ねんきんダイヤル」も年金相談に対する不満解消に繋がることを期待したいものです。


(宮武貴美)