企業年金2005年上期の運用利回りは8.7%

 格付投資情報センターが全国130の厚生年金基金や税制適格退職年金を対象に行った調べによると、2005年上期の企業年金運用利回りは、8.7%という高水準になったことが明らかになりました。これは運用資産の30%を占める国内株式の上昇(20.1%)が大きく寄与している模様。2000年度から3年間続いた大幅なマイナス運用が企業にとって大きな負担となっていますが、ここ数年で急速に状況が改善しています。企業業績に与える影響も期待できますが、少なくとも年金支払原資の積立不足の解消に大きな追い風が吹いているのは間違いありません。


 実際のレポートはまだWWWで公開されていませんが、公開され次第、再度ご紹介したいと思います。


(大津章敬)