2005年冬季賞与 前年比2.7%増の442,000円の見通し

 当社にも冬季賞与の支給準備を始めるお客様からの相談や問い合わせが増えてきましたが、8日UFJ総合研究所が「2005年冬のボーナス見通し~ようやく定着してきた『増えるボーナス』」という調査レポートを発表しましたので、本日はこの結果についてご紹介しましょう。


 これによれば、今年の冬季賞与の民間企業の1人当たり支給額見通しは前年比2.7%増の442,000円となると発表されました。これを業種別に見ると、製造業が516,000円(前年比2.3%増)、非製造業が422,000円(前年比2.9%増)となり、いずれも企業業績の回復を受け、高い伸びとなっています。


 このように大企業においては賞与の増加傾向が明確に現れていますが、中小企業においてはまだまだ業績の回復が遅れているところが多く、ここまでの増加傾向は感じられないというのが実感です。いずれにしても社員には自社の業績数値を含め、できるだけ情報を公開し、共通の危機感を持つことができる組織風土を醸成したいものです。


(大津章敬)