都内の今春の初任給平均は大卒202,000円、高卒165,000円
先日、東京労働局より「平成18年3月新規学校卒業者の求人初任給調査結」という調査結果が発表になりました。これによると今春の学歴別初任賃金(中位数)は以下のとおり、前年比較で若干の上昇という結果になっています。
大学 202,000円(前年比0.7%増)
短大 183,100円(前年比1.3%増)
専修 183,000円(前年比1.7%増)
高校 165,000円(前年比0.0%増)
一方、26日に日本経団連から発表された「2005年度・新卒者採用に関するアンケート調査集計結果」を見ると、「昨年に比べて売り手市場であった」との回答が74.8%となり、前年度の39.0%を大幅に上回りました。このように新卒に関する採用状況は厳しさが急速に増しています。2007年問題に伴う高齢者雇用などと共に、今後の人材戦略について見直しをすべき時期に入ってきていると言えるでしょう。
(大津章敬)