大手企業の今春賃上げ予想は6,063円/1.9%
そろそろ多くの企業で今春の賃上げに関する労使交渉が始まりつつありますが、昨日、労務行政研究所より「2006年賃上げの見通し」というアンケート調査の結果が発表になりました。調査対象は東証一部の労使および学識経験者ですので、東証第一部上場企業クラスの大手企業の賃上げ予想ということになりますが、その結果は平均で6,063円/1.9%と昨年を更に上回る水準となりました。この6,000円台というのは、2001年以来5年ぶりだそうです。
定昇について「実施すべき」あるいは「実施する予定」と回答したのは、労働側で75.5%、経営側で70.1%との回答。ベアは経営側では50.4%が「実施しない予定」としています。
今回のデータはあくまでも大企業の予想データではありますが、やはり今春の賃上げは全体として高水準が予想されるでしょう。
□参考リンク:財団法人労務行政研究所「2006 年賃上げの見通し」
http://www.rosei.or.jp/press/pdf/200601.pdf
(大津章敬)
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