平成17年度の完全失業率は0.3ポイント低下の4.3%

平成17年度の完全失業率は0.3ポイント低下の4.3% 本日、総務省統計局より完全失業率のデータが発表されました。これによれば3月に完全失業率は前月と変わらず、4.1%となりました。また今月は平成17年度の平均結果も発表されていますので、今日はこの結果に見る完全失業率の推移について取り上げたいと思います。


 これによれば平成17年度の完全失業率は4.3%と,前年度に比べ0.3ポイントの低下となっています。この数値は平成14年の5.4%をピークに3年連続の低下(平成15年:5.1%→平成16年:4.6%→平成17年:4.3%)となっており、労働市場が急速に回復している状況を見ることができます。今後、この労働環境が企業側にとって改善することは当面考えにくい状況にあることを考えれば、人材確保が企業の事業遂行にとって重要な課題になることは間違いないでしょう。今から本格的な人材不足時代を見据え、社内の人事労務管理の体制整備を行うことが求められています。



参考リンク
□労働力調査(速報)平成18年3月結果の概要
http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/index.htm
□労働力調査(速報)平成18年1~3月平均結果の概要
http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/4hanki/ft/index.htm
□労働力調査(速報)平成17年度平均結果の概要
http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nendo/index.htm


(大津章敬)


当社ホームページ「労務ドットコム」にもアクセスをお待ちしています。