一段と進められる健康増進法による喫煙対策

 昨日の新聞各紙で、JR東日本が来春よりすべての新幹線・特急列車を禁煙とするという記事が掲載されました。愛煙家にとっては、より一層肩身が狭い時代になってきたと思いますが、こうした一連の喫煙対策は健康増進法という法律に基づき進められています。この法律を受け、厚生労働省も「職場における喫煙対策のためのガイドライン」を策定し、喫煙室等の設置や職場の空気環境の測定、浮遊粉じんの濃度の抑制、非喫煙場所と喫煙室等との境界における風速の調整、喫煙に関する教育等の措置を求めています。


 以下にこの問題に関する条文や情報をまとめてみましたので、ご参考頂き、職場の喫煙対策にお役立てください。



参照条文
健康増進法第25条(受動喫煙の防止)
 学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、事務所、官公庁施設、飲食店その他の多数の者が利用する施設を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙(室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされることをいう。)を防止するために必要な措置を講ずるように努めなければならない。


参考リンク
JR東日本「列車内の全面禁煙化について」
http://www.jreast.co.jp/press/2006_1/20060603.pdf
厚生労働省「職場における喫煙対策の実施状況について」
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/05/h0522-1.html
中央労働災害防止協会「平成17年度『効果的な空間分煙対策推進検討委員会』報告書」
http://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/houkoku/060300.html
厚生労働省「新たな職場における喫煙対策のためのガイドラインの策定について」
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2003/05/h0509-2.html
厚生労働省「たばこと健康に関する情報ページ」
http://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/main.html


(大津章敬)


当社ホームページ「労務ドットコム」にもアクセスをお待ちしています。