平成18年9月分から厚生年金保険の保険料率が14.642%に改定
平成18年9月分から厚生年金保険料率が以下のように改定されます。
一般の被保険者
現行14.288% → 平成18年9月分から14.642%
坑内員・船員の被保険者
現行15.456% → 平成18年9月分から15.704%
農林漁業団体の事業所の被保険者
現行15.058% → 平成18年9月分から15.412%
厚生年金保険の保険料率は、平成16年の年金制度改正において、最終的な保険料水準を法律で定め、その負担の範囲内で給付を行うことを基本に給付水準が自動的に調整される仕組みである保険料水準固定方式が導入されました。これに伴い、厚生年金保険の保険料率については、平成16年から毎年0.354%ずつ引き上げられ、平成29年9月以後は18.3%に固定されることが決まっています。これにより、今年度も平成18年9月分の保険料から厚生年金保険料率が変更され、具体的には一般の被保険者で14.288%が14.642%(これを労使折半)に変更になります。
保険料控除に関する変更のタイミングですが、一般的には当月の社会保険料は翌月から控除をしていますので、平成18年10月分の給与より厚生年金保険料が変更となります。昨年同様、社会保険料の算定基礎と合わせて保険料率を変更する必要がありますので、給与計算の際には注意が必要です。なお左画像をクリックすると最新の「健康保険・厚生年金保険料額表」が表示されますので、ご利用下さい。
参考リンク
厚生労働省「平成18年9月分(同年10月納付分)から厚生年金保険の保険料率が改定されます」
http://www.sia.go.jp/topics/2006/n0808.html
(宮武貴美)
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