企業年金連合会 2005年度修正総合利回りは+22.70%

企業年金連合会 2005年度修正総合利回りは+22.70% 企業年金連合会(旧厚生年金基金連合会)より、「2005年度 年金資産運用状況」が発表されました。これによれば2005年度の修正総合利回りは+22.70%と、大幅なプラスとなったことが明らかになりました。


 これは日本の景気改善基調が継続する中で、日銀による量的緩和の解除に加え、国内株式は2000年9月以来となる17,000円台をマイクするなど、国内の運用環境が好転したことが背景にあります。更には円安基調の為替の影響で、外国債券の円ベースでの高リターンも実現し、この非常に高い水準の利回りに繋がりました。この結果、厚生年金基金などでは財務状況が大幅に改善しているところが少なくないようです。来期は再びマイナス運用が予想されますので、このタイミングでの解散や脱退を検討する企業が増加するのではないでしょうか。



参考リンク
企業年金連合会「2005年度 年金資産運用状況」
http://www.pfa.or.jp/top/jigyou/unyou_jokyou.html


(大津章敬)


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