日本経団連調査の2006年3月卒初任給 大卒203,960円・高卒159,222円

日本経団連調査の2006年3月卒初任給 昨日、日本経団連から「2006年3月卒 新規学卒者決定初任給調査結果」が発表されました。この調査は日本経団連企業会員および東京経営者協会会員会社2,070社を対象に行われたもので、今回はそのうち回答のあった667社を集計したもの。


 この調査による初任給水準の結果を列挙してみましょう。
事務系
 □大学院卒 222,050円(対前年+0.46%)
 □大学卒  203,960円(対前年+0.36%)
 □短学卒  169,665円(対前年+0.23%)
 □高校卒  159,222円(対前年+0.34%)
技術系
 □大学院卒 223,149円(対前年+0.40%)
 □大学卒  206,413円(対前年+0.39%)
 □高専卒  179,378円(対前年+0.37%)
 □短学卒  172,900円(対前年+0.29%)
 □高校卒  160,647円(対前年+0.31%)
現業系
 □高校卒  160,390円(対前年+0.35%)
 □高校卒  138,151円(対前年+0.24%)


 このようにすべての区分で3~4ポイントの上昇となっています。このように前年で若干のプラスとなっていますが、初任給を前年から据え置いた企業は68.9%となっています。もっとも過去4年間は8割を超える企業が初任給水準の据え置きをしていたという状況を勘案すれば、徐々に初任給引き上げの機運が高まっていると見ることもできるでしょう。中小企業にとっては厳しい環境となってきました。なお左上のグラフは過去12年間の初任給水準の推移となります。



参考リンク
日本経済団体連合会「2006年3月卒 新規学卒者決定初任給調査結果の概要」[pdf]
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2006/062.pdf


(大津章敬)


当社ホームページ「労務ドットコム」にもアクセスをお待ちしています。