【実務家のための労務実務書紹介】労働科学研究所出版部「人事・総務担当者のためのメンタルヘルス読本」
今回の【実務家のための労務実務書紹介】は労働科学研究所出版部「人事・総務担当者のためのメンタルヘルス読本」をご紹介しましょう。
メンタルヘルスの問題は最近では新聞紙上で多く取り上げられ、大きな社会問題となっていますが、この本は、そのメンタルヘルス問題に対応しなければならない総務担当者の方にとって大変読みやすい本に仕上がっています。特に、著者である鈴木安名氏が医学博士(内科医、産業医)であるため、医師の視点から、産業現場の視点から見た記述がなされており、参考になる部分が非常に多くみられます。
【お薦めのポイント】
メンタルヘルス全般について記載がある
メンタルヘルスの初期症状から受診の勧め、復職の対応まで記載があります。メンタルヘルスの現状を知りたい、全般の知識をまず習得したいというニーズにはぴったりの書籍といえるでしょう。
読みやすい
190ページ程度の新書サイズであるため、時間をかけずに読むことができます。
【注意点】
深い知識を求めるには追加の書籍などが必要
メンタルヘルス全般を取り上げていますのでどうしても広く浅い知識になってしまいがちです。さらに深い知識や法的な対応を考える場合には深い知識が記載されている書籍などが必要でしょう。
【書籍の詳細情報】
出版社:財団法人 労働科学研究所出版部
書籍名:人事・総務担当者のためのメンタルヘルス読本
著 者:鈴木安名
定 価:851円 本体810円+税
購入は以下より:
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4897603080/roumucom-22
(宮武貴美)
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