給与計算で便利なEXCEL TIPS集「テンキーで時間入力したい!」
しばらくの間、休載をしていました「給与計算で便利なEXCEL TIPS集」ですが、久し振りに再開したいと思います。本日は第12回として、テンキーで時間入力する方法を取り上げてみましょう。
通常、時間を表す文字は「:」(コロン)です。しかし、「:」は通常のキーボードの中にあり、テンキーで時間(数字)をまとめて入力する際には非常に使いづらく非効率といえます。今回はEXCELのオートコレクト機能を使い時間入力する方法を説明します。
【質問】
当社では、給与計算のための勤怠集計をまとめて行っているのですが、5時間30分は「5:30」と入力する必要があります。キーボードの入力は非効率で、一旦「.」で入力をして後で置換をしたりしています。もっと何かスムーズに利用できる方法はありませんか?
【回答】
EXCELのオートコレクト機能を利用することでテンキーの「.」(ピリオド)を「:」の代わりに利用できます。
【解説】
EXCELのオートコレクト機能は、事前に修正内容を登録しておくことで自動的に修正を行う機能です。今回は、以下の手順を踏むことで対処できます。
メニューからの「ツール」から「オートコレクトのオプション」を選択
「入力中に自動修正する」にチェック
修正文字列に「.」、修正後の文字列に「:」を入力
入力しようとするセルで「.」を入力すると、即座に「:」に修正されます。
【まとめ】
給与計算ソフトでは、「:」を「.」で認識させるものが多く見られます。しかし、10進法・60進法の区別がつかないという弊害もあるようです。この区別をするためには、「.」ではなく、「:」で表すという方法もひとつではないでしょうか。
(宮武貴美)
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