企業年金の2006年10月~12月の運用はプラス3.61%
先日、格付投資情報センターより、厚生年金基金、企業年金基金、税制適格年金等企業年金の2006年度第3四半期(2006年10~12月)の運用実績が発表されました。これによれば、同四半期の時間加重収益率の平均は、生保一般勘定を含む資産全体でプラス3.61%となったことが明らかになりました。
第3四半期の主要資産の状況は、前四半期から引き続いて各資産が上昇していますが、特に外国株式のプラス9.91%、国内株式のプラス4.42%が顕著な伸びを見せています。これにより年度通算(4~12月)の収益率は、上半期(4~9月)の平均収益率マイナス0.28%から、3.32%のプラスへ転じることとなりました。2006年度の企業年金の運用は頭打ちになるというような懸念もありましたが、秋から冬にかけて、大きく回復してきています。
参考リンク
格付投資情報センター「2006年度第3四半期は3.61%、年度通算は3%台のプラスへ浮上」
http://www.r-i.co.jp/jpn/news_topics/detail_pension/2007/jn0701.pdf
(大津章敬)
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