今日は健康保険・厚生年金保険に関する実務的な改正のひとつとして、平成19年4月より進められている社会保険関係書類の単票化について取り上げることとしましょう。

　通常、社会保険の各種手続きを行う際は社会保険事務所から配布される書類を利用して、これを行います。これらの書類のいくつかは複写様式であり、[正]・[副]2枚を社会保険事務所に提出し、[副]が事業主控として返却される形式となっていました。この複写様式のうち、以下9つの・申請書が、順次単票様式に変更されることになっています。これに伴い、返却については[副]から社会保険事務所が機械印字したものに変更されています。

被保険者資格取得届
被保険者資格喪失届
被保険者報酬月額算定基礎届
被保険者報酬月額変更届
育児休業等取得者申出書（新規・延長）
育児休業等取得者終了届
育児休業等終了時報酬月額変更届
養育期間標準報酬月額特例申出書
養育期間標準報酬月額特例終了届

　なお、4月以降も複写様式での提出は可能であり、この場合は[副]の返却の代わりに機械印字されたものが返却されます。

(宮武貴美)

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