間もなく申込みが始まるインターネットを通じた医療費の情報提供サービス

 本日は先日協会けんぽから発表されたインターネットを通じた医療費の状況提供サービスについて取り上げてみましょう。医療機関での受診に係る医療費をお知らせする医療費通知が、これまでは年に2回、政府管掌健康保険から紙ベースで事業所宛に送付されていました。昨年10月、全国健康保険協会(以下、「協会けんぽ」という)が設立され、保険給付業務が移管されたことに伴い、この医療費通知の方法についてもインターネットでの情報提供が加わることになっています。


 具体的な利用の流れとしては、協会けんぽのホームページで、被保険者番号、氏名、生年月日等を登録し、利用申請を行った上で、その登録情報を協会けんぽが審査し、被保険者本人の自宅あてに、ユーザID・パスワードをお知らせすることになっています。この通知されたユーザID・パスワードを使用して、情報提供システムにログインし、医療費の情報を確認することができます。なお、利用申込みの受付は1月中旬から開始される予定となっています。


 実務担当者としては、これまで医療費通知の配布に時間を要していたかと思いますが、このサービスを活用することで手間も多少改善されると思われます。確定申告のための確認資料にも利用できるかと思いますので、被保険者に向けた案内をしておきたいものです。



参考リンク
全国健康保険協会「インターネットを通じた医療費の情報提供サービスについて」
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/10,8074,125.html


(宮武貴美)


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