協会けんぽが発行する「医療費のお知らせ」は半年に1回から1年に1回に変更に

 高齢化の急激な進行など様々な要因により、医療費が増え続けていることが社会的問題になっています。この医療費を抑制するために医療保険者は様々な取組を進めてきました。その一つとして、協会けんぽでは概ね8月と2月の年2回、被保険者や被扶養者が診療を受けた医療機関や医療費を明細にした「医療費のお知らせ」(以下、「お知らせ」という)を発行することで、治療にどの程度の医療費が使われているかを明確にし、被保険者に健康管理の必要性等を意識づける取組をしています。


 一方で、このお知らせは、多くの被保険者に対し発行することになり、協会けんぽの厳しい財政状況下での発行費用はかなりの負担になっていたようです。そこで、これまで年2回発行されてきたお知らせを平成22年度以降、年1回の発行に減らすことになりました。


 なお、協会けんぽではインターネットを通じ医療費の情報提供サービスを行っており、ユーザーIDとパスワードを取得することで、取得した月以降の毎月の医療費や窓口で支払った額などが確認できるサービスを提供しています。



関連blog記事
2010年7月28日「高額療養費制度を分かりやすく解説した資料がダウンロードできます」
https://roumu.com
/archives/51764855.html


参考リンク
協会けんぽ「「医療費のお知らせ」の送付回数が年2回から年1回に変更になります 」
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/news/detail.1.48704.html
協会けんぽ「ユーザID・パスワードの取得 」
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/9,0,150.html


(宮武貴美)

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