東京都中小企業の平均所定内賃金は345,716円(平成22年7月)
昨年末に東京都産業労働局より「平成22年「中小企業の賃金・退職金事情」調査結果について」という資料が公表されました。この調査は東京都事業所・企業統計調査の事業所名簿から層別抽出した従業員300人未満の中小企業3,500社を対象に実施されたもので、今回の結果は有効回答を得た1,388 社(回答率39.7%)について集計したもの。本日はこの中から、都内中小企業の平均賃金の結果についてお伝えしましょう。
これによれば平成22年7月の一般労働者の賃金は、所定時間内賃金が345,716円(通勤手当13,245円を含む)、所定時間外賃金が25,720円となり、合計で371,436 円(平均年齢41.5 歳、平均勤続年数10.7 年、平均扶養家族数0.6人)であることが分かりました。これを前年と比較すると、所定時間内賃金は10,318円(3.1%)の増加となっていますが、平成20年の348,171円には届かないという結果になっています。
一方、平成21年の年間給与支払額(所定時間外賃金、賞与等を含む)の平均額は5,187,025円となり、平成20年と比較すると242,185 円(△4.5%)の大幅減となっています。
関連blog記事
2010年1月4日「東京都中小企業の平均所定内賃金は335,398円(平成21年7月)」
http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2010/12/60kcm400.htm
参考リンク
東京都産業労働局「平成22年「中小企業の賃金・退職金事情」調査結果について」
http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2010/12/60kcm400.htm
(大津章敬)
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