政府 インドとの社会保障協定に署名 協定締結へ
日本企業のグローバル化の勢いは止まるところを知りませんが、先日(2012年11月16日)、日本政府は東京において「社会保障に関する日本国とインド共和国との間の協定」(日・インド社会保障協定)の署名を行いました。
現在、日本・インド両国の企業等からそれぞれ相手国に一時的に派遣される被用者(企業駐在員など)には,日本・インド両国の年金制度への加入が義務付けられているため、社会保険料の二重払いの問題が生じています。今回の日・インド社会保障協定は、これら問題を解決することを目的としており、この協定が効力を生ずれば,派遣期間が5年以内の一時派遣被用者は、原則として,派遣元国の年金制度にのみ加入することとなります。また,両国での保険期間を通算してそれぞれの国における年金の受給権を確立できることとなります。
今回の署名を受け、外務省では、国会の承認を求める閣議請議の手続を行った上で、内閣が国会に提出を予定しています。
関連blog記事
2012年6月7日「インドとの社会保障協定が実質合意」
https://roumu.com
/archives/51934312.html
参考リンク
厚生労働省「日・インド社会保障協定の署名」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002ojna.html
(大津章敬)
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