3月8日に大阪で情報公開法で入手した監督署マニュアルを利用した「脳・心臓疾患、精神障害の労災申請実務」セミナーを開催
過重労働による健康障害の防止はいまや企業の労務管理において最大の課題となっていますが、現実にはそれに起因する脳・心臓疾患もしくは精神疾患の労災申請は増加の一途を辿っています。特に一昨年の年末に心理的負荷による精神障害の認定基準の改定が行われたことにより、今後、その傾向は更に強まることが懸念されています。
そこで今回は昭和48年に労働省(現厚生労働省)に入省後、厚生労働事務官として、労働基準監督署労災課長、労働局労災補償監察官を歴任された(平成21年に退官)高橋健氏(特定社会保険労務士)を講師にお招きし、脳・心臓疾患、精神疾患に係る労災申請の実務ポイントを具体的に解説して頂きます。なお、実践的な講義とするため、日本人事労務コンサルタントグループ(LCG)が情報公開法による開示請求で入手した厚生労働省労働基準局労災補償部補償課職業病認定対策室発行のマニュアル(脳・心臓疾患の労災認定実務要領(平成15年3月)および精神障害の労災認定実務要領(平成24年3月))の中で取り上げられている12個の事例(約140ページの資料)を用いることとします。是非ご参加ください。
脳・心臓疾患、精神障害の労災申請の実務とトラブルを防止する労働時間管理の要点
~情報公開法で入手した労基署の労災認定実務要領に基づき、労災認定の実務ポイントを解説
講師:たかはし社会保険労務士事務所 代表 高橋健氏(特定社会保険労務士)
(1)増加する脳・心臓疾患と精神障害の労災申請
(2)脳・心臓疾患の労災認定の具体的ポイントと実務手続きの注意点
(3)精神障害の労災認定の具体的ポイントと実務手続きの注意点
(4)脳・心臓疾患の労災認定実務要領(平成15年3月)で取り上げられている事例の解説
(事例1)宅配便の営業所長に発症した心臓性突然死(業務上)
(事例2)コンピュータのネットワークシステムの営業業務に従事していた課長に発症したくも膜下出血(業務上)
(事例3)タンクローリー運転手に発症した脳内出血(業務上)
(5)精神障害の労災認定実務要領(平成24年3月)で取り上げられている事例の解説
(事例1)特別な出来事(生死に関わる事故への遭遇)があった事案(業務上)
(事例2)ノルマが達成できなかった事案(業務上)
(事例3)仕事内容の大きな変化を生じさせる出来事があった事案(業務上)
(事例4)上司から暴行を受けた事案(業務上)
(事例5)セクシュアルハラスメントを受けた事案(業務上)
(事例6)業務により交通事故に遭った事案(業務外)
(事例7)配置転換があり仕事内容が変化した事案(業務外)
(事例8)上司から叱責を受けた事案(業務外)
(事例9)極度の長時間労働があり、悪化した事案(業務上)
(6)従業員の健康障害を防止するために企業に求められる具体的対策
[開催概要]
日 時:2013年3月8日(金) 午後2時30分~午後6時30分
会 場:エル・おおさか 大会議室(天満橋)
受講料:
一般15,750円
LCG特別会員4,200円 正会員6,300円 準会員9,450円(税込)
[お申込み]
以下よりお願いします。
http://www.lcgjapan.com/sr/seminar/1303rosai.html
(大津章敬)
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