1月末時点での高校新卒者の就職内定率は前年同期比1.9ポイント増の88.3%
リーマンショック以来、新卒者の就職内定率の低下が社会問題となっていますが、今年についてはかなりの改善が進んでいます。
厚生労働省は先日、平成25年3月に高校や中学を卒業する生徒について、平成25年1月末現在の求人・求職・内定状況を取りまとめました。その結果は以下のとおりです。
高校新卒者
○就職内定率 88.3%で、前年同期比1.9ポイントの増。
○就職内定者数 約15万1千人で、同5.3%の増。
○求人数 約22万1千人で、同9.9%の増。
○求職者数 約17万1千人で、同3.1%の増。
○求人倍率 1.29倍で、同0.08ポイントの増。
中学新卒者
○就職内定率 22.5%で、前年同期比3.2ポイントの増。
○就職内定者数 289人で、同6.5パーセントの増。
○求人数 1,066人で、同4.0%の増。
○求職者数 1,284人で、同20.0%の増。
○求人倍率 0.83倍で、同0.19ポイントの増。
このように高校新卒者の就職内定率は前年同期比1.9ポイントの増の88.3%という結果になりました。リーマンショックを受け、平成22年には81.1%まで落ち込んでいた就職内定率ですが、4年で7.2ポイント盛り返したことになります。来春は更に求人マインドの高まりが予想され、徐々に採用難の時代が近付いているように思われます。
参考リンク
厚生労働省「平成24年度「高校・中学新卒者の求人・求職状況」取りまとめ(平成25年1月末現在)」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002xcaa.html
(大津章敬)
当社ホームページ「労務ドットコム」にもアクセスをお待ちしています。
最新情報の速報は「労務ドットコムfacebookページ」にて提供しています。いますぐ「いいね!」」をクリック。
http://www.facebook.com/roumu
当ブログの記事の無断転載を固く禁じます。