2013年4月の「人事労務のお仕事カレンダー」
いよいよ今月は新入社員が入社し、人事・総務担当者にとっては入社に伴う書類を提出してもらうなど細々とした業務が多くなる時期になります。また、企業において採用活動はいよいよ佳境に入り、6月に夏季賞与が支給される企業では、そろそろ人事評価資料を各部署に配布するなど準備に取りかかる頃となります。ゴールデンウィークで稼働日が少なくなることから、人事・総務担当者としては早めに準備を進めておきたいものです。
[4月の主たる業務]
4月10日(水)一括有期事業開始届(建設業)届出
主な対象事業:概算保険料160万円未満でかつ請負金額が1億9000万円未満の工事
参考リンク:厚生労働省「労働保険関係各種様式」
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/roudouhoken01/yousiki.html
4月10日(水)3月分の源泉所得税・住民税特別徴収税額の支払
参考リンク:国税庁「源泉所得税の納付期限と納期の特例 」
http://www.nta.go.jp/taxanswer/gensen/2505.htm
4月15日(月)給与支払報告に係る給与所得者異動届の提出
4月30日(火)3月分健康保険・厚生年金保険料の支払
参考リンク:日本年金機構「保険料と総報酬制について」
http://www.nenkin.go.jp/n/www/service/detail.jsp?id=3789
4月30日(火)労働者死傷病報告書の提出(休業4日未満の1月~3月の労災事故について報告)
参考リンク:厚生労働省「労働災害が発生したとき」
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/rousai/index.html
4月30日(火)最低賃金適用報告・最低工賃適用報告・預金管理状況報告
5月1日(火)安全衛生教育実施結果報告
[トピックス]
雇用保険料率 変更なし
平成25年度の雇用保険料率は平成24年度と同様となり、以下のとおりとなります。
(1)一般の事業:保険料率 1000分の13.5
(事業主負担率 1000分の 8.5 被保険者負担率 1000分の5)
(2)農林水産・清酒製造の事業:保険料率1000分の15.5
(事業主負担率 1000分の9.5 被保険者負担率 1000分の6)
(3)建設の事業:保険料率1000分の16.5
(事業主負担率 1000分の10.5 被保険者負担率 1000分の6)
参考リンク:厚生労働省「平成25年度の雇用保険料率について」
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyou/dl/hokenryoritsu_h25.pdf
協会けんぽの健康保険料率・介護保険料率・児童手当拠出金率 変更なし
協会けんぽの健康保険料率・介護保険料率・児童手当拠出金率は成24年度と
同様となり、据え置きとなっています。
参考リンク:協会けんぽ「平成25年度の協会けんぽの保険料率は据置きとなりました」
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat330/sb3130/h25/h25
国民年金保険料の引き上げ
平成25年4月より国民年金保険料が引き上げられ、月額15,040円となります。 。
参考リンク:日本年金機構「国民年金保険料」
http://www.nenkin.go.jp/n/www/service/detail.jsp?id=3763
[今月のアクション]
労働者名簿の調製
新年度が始まりましたので、労働者名簿を調製する必要があります。退職者については退職日と退職事由を記入し、入社した者については新たに作成しておきましょう。また、この労働者名簿については退職の日から3年間は必ず保存しておくことになっています。
年次有給休暇の付与(4月1
日付けで一斉付与の場合)
4月1日付けで年次有給休暇を一斉に付与している場合は、勤続年数に応じた日数の付与を行いましょう。
(福間みゆき)
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