平均給与で見る正規労働者の給与は非正規労働者の2.8倍

平均給与で見る正規労働者の給与は非正規労働者の給与の2.8倍 先日、国税庁から平成24年分の「民間給与実態統計調査」の結果が公表ました。この調査は、昭和24年分から毎年実施されているものであり、今回が第64回目という非常に長い歴史を持つ調査になっています。その概要は以下の通りとなっています。
給与所得者数は、4,556万人(対前年比0.2%減、10万人の減少)で、その平均給与は408万円(同0.2%減、1万円の減少)となっている。これを男女別にみると、給与所得者数は男性2,726万人(同0.2%減、5万人の減少)、女性1,829万人(同0.3%減、6万人の減少)で、平均給与は男性502万円(同0.4%減、2万円の減少)、女性268万円(対前年同水準)となっている。正規、非正規の平均給与についてみると、正規468万円、非正規168万円となっている。
給与所得者の給与階級別分布をみると、男性では年間給与額300万円超400万円以下の者が524万人(構成比19.2%)、女性では100万円超200万円以下の者が489万人(同26.7%)ともっとも多くなっている。

 今回から、正規・非正規という区分が設けられ調査が実施されましたが、非正規と正規の平均の差が約2.8倍あるという結果になっています。今後、日本においても同一価値労働同一賃金という考え方はさらに浸透してくると思いますので、法律がどのように整備されていくかも注目していきたいと思います。


参考リンク
国税庁「平成24年分民間給与実態統計調査結果について」
http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2013/minkan/index.htm

(宮武貴美)
http://blog.livedoor.jp/miyataketakami/

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