拡大される未支給年金を受け取ることができる遺族の範囲
年金を受給している人が亡くなると、年金を受ける権利がなくなりますが、まだ受け取っていない年金や、亡くなった日より後に振込みされた年金のうち、亡くなった月分までの年金については、未支給年金としてその人と生計を同じくしていた遺族が受け取ることができることとされています。この未支給年金を受け取る範囲が平成26年4月1日から以下のとおり、拡大されることになりました。
【平成26年3月まで】
配偶者、子、父母、孫、祖父母又は兄弟姉妹
【平成26年4月から】
上記の範囲に加え、3親等内の親族(甥・姪、おじ・おば・子の配偶者など)
対象は、平成26年4月1日以後の死亡となっています。受け取るためには、「未支給【年金・保険給付】請求書」に亡くなった方の年金証書や亡くなった方と請求する方の身分関係が確認できる書類(戸籍謄本等)等を添付し、年金事務所等に提出することとなります。
参考リンク
日本年金機構「共通の届出・手続き(年金を受けている方が亡くなったとき)」
http://www.nenkin.go.jp/n/www/service/detail.jsp?id=4018
日本年金機構「かけはし第25号(平成26年3月3日)」
http://www.nenkin.go.jp/n/www/backnumber/detail.jsp?id=25845
(宮武貴美)
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