都内中小企業の家族手当 配偶者は11,149円 子供は4,000円~5,000円

家族手当 2014年4月18日のブログ記事「都内中小企業の平均所定時間内賃金は334,535円、所定時間外賃金は25,457円」では、東京都産業労働局の平成25年「中小企業の賃金事情」の調査結果の中から賃金水準についてのデータを取り上げました。本日はこれに引き続き、家族手当の支給水準について見ることとしましょう。

 従業員規模別の支給水準は以下のとおりとなっています。
調査産業計
一律支給      8,560円
第一扶養(配偶者) 11,149円
第二扶養(第一子) 5,150円
第三扶養(第二子) 4,616円
第四扶養(第三子) 4,533円
10~49人
一律支給      8,214円
第一扶養(配偶者) 11,132円
第二扶養(第一子) 5,305円
第三扶養(第二子) 4,659円
第四扶養(第三子) 4,569円
50~99人
一律支給      8,429円
第一扶養(配偶者) 10,809円
第二扶養(第一子) 4,937円
第三扶養(第二子) 4,535円
第四扶養(第三子) 4,687円
100~299人
一律支給      10,188円
第一扶養(配偶者) 11,611円
第二扶養(第一子) 5,085円
第三扶養(第二子) 4,623円
第四扶養(第三子) 4,285円

 このように見ると、あまり規模による差は見られず、配偶者は10,000円強、子どもは4,000円~5,000円程度の水準となっています。なお、家族手当については近年、共働きの増加などの要因により見直しが進められています。そのあたりの考え方については以下の記事もご覧ください。
2013年7月31日「経営者の考えと制度にズレが多発している家族手当」
http://blog.livedoor.jp/otsuakinori/archives/30004269.html


関連blog記事
2014年4月18日「都内中小企業の平均所定時間内賃金は334,535円、所定時間外賃金は25,457円」
https://roumu.com
/archives/52033157.html

2013年9月9日「家族手当見直しの選択肢(2)次世代育成支援金制度」
http://blog.livedoor.jp/otsuakinori/archives/31747273.html
2013年8月21日「家族手当見直しの選択肢(1)子女教育手当」
http://blog.livedoor.jp/otsuakinori/archives/30886630.html
2013年7月31日「経営者の考えと制度にズレが多発している家族手当」
http://blog.livedoor.jp/otsuakinori/archives/30004269.html

参考リンク
東京都産業労働局「平成25年「中小企業の賃金事情」調査結果がまとまりました」
http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2014/04/60o4f100.htm

(大津章敬)

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