経団連調査による大企業夏季賞与の第1回集計は8.80%の大幅増

賞与 6月中旬となり多くの企業で夏季賞与の計算が行われている頃ではないかと思います。そこで本日は、経団連の夏季賞与の第1回集計結果を取り上げましょう。

 今年の夏季賞与は今春のベアに引き続き、水準が引き上がるのではないかと言われていましたが、結果としては前年同季比8.80%増という大幅増になっています。今回の調査の対象は、原則として原則として東証一部上場、従業員500人以上、主要21業種大手240社で、今回の集計は妥結し、集計可能な74社の結果を集計したものとなっています。

 具体的な水準ですが、今夏の大企業の一時金の平均は889,046円となり、前年同季比で8.80%増となっています。これを業種別で見ると、製造業は前年同季比11.45%増の935,288円、一方、非製造業は△0.62%の742,408円となっています。

 画像を見て頂くとよく分かりますが、自動車がダントツの前年同季比16.70%増の一人勝ち状態となり、相場を牽引しています。中小企業にまでこの勢いが続くことはないと考えられますが一つの参考としてご覧ください。


参考リンク
経団連「2014年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況(第1回集計)2014年5月29日」
https://www.keidanren.or.jp/policy/2014/054.pdf

(大津章敬)
http://blog.livedoor.jp/otsuakinori/

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