社内コミュニケーションの促進のために活用が高まる社内イベント

社内コミュニケーションの促進のために活用が高まる社内イベント 近年、社内コミュニケーションの不足に課題を感じている企業が見受けられ、それを解決するために様々な社内イベントを復活させようという動きが見られます。そこで今回は先日、産労総合研究所が発表した「2014年 社内イベント・社員旅行等に関する調査」の内容についてとり上げましょう。
社内イベントの実施状況
 社内イベントの実施状況について見てみると、「業務関連行事」は96.7%(前回調査98.0%)、「余暇・レク行事」は82.0%(同84.8%)となっています。このうち「余暇・レク行事」の詳細を見てみると、「社員旅行」が46.0%でもっとも多く、「ボウリング大会」35.0%、「ゴルフコンペ」30.0%が続いています。
※「余暇・レク行事を実施している」と回答した企業を100とした割合

 また、直近の10年間における余暇・レク行事の見直し状況の結果をみてみると、「見直しや再編をした」が45.1%となっており、そのうち約半分は「新たな行事をはじめた」と回答しています。

社内イベントの実施目的
 次に、社内行事を実施する目的について見てみると、「連帯感や一体感の醸成」58.7%、「コミュニケーションの促進」52.9%となっており(複数回答)、もっとも重視する目的を1つだけ選択すると「コミュニケーションの促進」が60.3%と圧倒的に多くなっています。また、社内イベントの企画・運営に従事することで得られる効果については、「部門を超えた横のコミュニケーション活性化につながっている」81.8%、「上下関係におけるコミュニケーション活性化につながっている」46.3%、「若手の人材育成の場となっている」21.5%とコミュニケーション面での効果を実感する結果となっていることから、社内イベントの有用性が実証されたと言えるのではないでしょうか。

 最近は1人1台のパソコン環境が拡がっており、社内においてもface to faceのコミュニケーションが減少しているように感じます。そのため、ひとつの対応として社内イベントを見直し、社内コミュニケーションがより図れるような場にしていきたいものです。


参考リンク
産労総合研究所「2014年社内イベント・社員旅行等に関する調査」
http://www.e-sanro.net/jinji/j_research/j_research01/pr1411/

(福間みゆき)

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