比較的実態をよく反映している都内中小企業の平成26年版モデル賃金データ

平成26年版モデル賃金データ 2015年1月8日のブログ記事「都内中小企業のモデル定年退職金 大卒1,383万円 高卒1,219万円」で取り上げた東京都産業労働の「平成26年「中小企業の賃金・退職金事情」調査結果より、本日はモデル賃金のデータを取り上げましょう。この調査は、都内中小企業(従業員300人未満)を対象に実施されたものです。

 それによれば、モデル賃金(卒業後すぐに入社し、普通の能力と成績で勤務した場合の賃金水準)の傾向を見ると、グラフにあるとおり、すべての学歴において55歳でピークを迎え、ピーク時の所定時間内賃金は、高校卒で421,808円、高専・短大卒で424,172円、専門学校卒で433,564円、そして大学卒では488,133 円となっています。モデル賃金調査はなかなか実務に使えないということが多いのが実情ですが、この結果は、感覚的にはなりますが、中小企業でも比較的規模が大きめの企業の実態を比較的よく反映しているデータではないかと思います。是非ご覧ください。


関連blog記事
2015年1月8日「都内中小企業のモデル定年退職金 大卒1,383万円 高卒1,219万円」
https://roumu.com
/archives/52061149.html

参考リンク
東京都産業労働局「平成26年「中小企業の賃金・退職金事情」調査結果について」
http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2014/12/60ocp200.htm

(大津章敬)

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