企業向け自己診断も可能な「働き方・休み方改善ポータルサイト」

企業向け自己診断も可能な「働き方・休み方改善ポータルサイト」 厚生労働省では働く人のメンタルヘルスのポータルサイト「こころの耳」や賃金や労働時間といった労働条件に関する情報発信を行うポータルサイト「確かめよう 労働条件」など、様々なサイトを開設していますが、先日より働き方・休み方の改善に取り組むきっかけとして活用できる「働き方・休み方改善ポータルサイト」が開設しました。このサイトで取り上げられている主なコンテンツは以下のとおりです。
働き方改革取組事例
働き方・休み方改善ハンドブック(業種別)
地域のイベントと連動した年次有給休暇の取得促進
「働き方・休み方改善指標」を用いた企業向け自己診断
「働き方・休み方改善指標」を用いた社員向け自己診断

 の働き方改革取組事例では、大手企業を中心に21社の事例(所定外労働削減、年休取得促進、多様な正社員、朝方の働き方、テレワーク等)が紹介されており、また業種、従業員規模、改善の種類等で事例を検索できるようになっています。次にの働き方・休み方改善ハンドブック(業種別)では、宿泊業(旅館・ホテル業編)と情報通信産業(情報サービス業編)の事例が掲載されています。の地域のイベントと連動した年次有給休暇の取得促進では、埼玉県秩父地域、静岡県、静岡県島田市・川根本町の取組が紹介されています。

 またの「働き方・休み方改善指標」を用いた企業向け自己診断では、企業の人事労務担当者が労働時間や休暇取得の実態や、これに関連する自社の取組や制度を再確認するための指標が示されており、今後の対策を検討する際に活用できるようになっています。指標は「ポジションマップ」と「レーダーチャート」の2つで構成され、「ポジションマップ」では働き方と休み方のどちらに問題があるのか(ないのか)を視覚的に把握することができ、「レーダーチャート」では8つの指標(方針・目標の明確化、改善推進の体制づくり、改善促進の制度化、改善促進のルール化、意識改善、情報提供・相談、仕事の進め方改善、実態把握・管理)から自社の仕組みや取組の状況が把握できるようになっています。の「働き方・休み方改善指標」を用いた社員向け自己診断では、自身の働き方・休み方を確認し、仕事の進め方の考え方が振り返ることができるようになっています。

  企業の過重労働対策として、働き方・休み方の改善に取り組むことは急務となっており、このようなサイトを利用して、取組みを始めるきっかけにしたいものです。


参考リンク
厚生労働省「働き方・休み方改善ポータルサイト」
http://work-holiday.mhlw.go.jp

(福間みゆき)

当社ホームページ「労務ドットコム」にもアクセスをお待ちしています。

facebook最新情報の速報は「労務ドットコムfacebookページ」にて提供しています。いますぐ「いいね!」」をクリック。
http://www.facebook.com/roumu

当ブログの記事の無断転載を固く禁じます。