経団連調査の2014年冬季賞与は非管理職で754,270円(前年比+3.4%)
2015年3月19日のブログ記事「春闘集中回答日 注目のベア平均は2,978円(昨年1,737円)」でもお伝えしたとおり、今春の春闘では高額ベア回答が連発という状況になっています。この背景には大企業を中心とした業績の回復がある訳ですが、それは賞与の支給相場にも影響しているようです。そこで今回は経団連の「2014年 夏季・冬季 賞与・一時金調査結果」について見てみることにしましょう。この調査は、経団連企業会員および東京経営者協会会員企業1,910社を対象に実施されたもので、集計企業数は290社(有効回答率15.2%)となっています。
これによれば、非管理職・管理職別にみると、非管理職は夏季777,659円(対前年増減率+7.4%)、冬季754,270円(同+3.4%)、管理職は夏季1,522,615円(同+8.6%)、冬季1,414,344円(同+2.7%)と、いずれも前年を大きく上回っていることが分かります。これにより支給額は、リーマン・ショックによる世界同時不況の影響を受けて低下する前の2008年と同等もしくはそれを上回る水準となっています。あくまでも大企業のデータではありますが、参考にしてください。
関連blog記事
2015年3月19日「春闘集中回答日 注目のベア平均は2,978円(昨年1,737円)」
https://roumu.com
/archives/52067999.html
参考リンク
経団連「2014年 夏季・冬季 賞与・一時金調査結果」
http://www.keidanren.or.jp/policy/2015/029.pdf
(大津章敬)
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